ランニングシューズを買いたいけど、選ぶ時のポイントってあるのかな?
・形? ・クッション?
自分に合ったシューズを選ぶには、どんなところに気を付けないといけないのだろう?
ランニングシューズはランニングをするうえで、欠かすことができないアイテムの1つです。
現在では、20社以上のメーカーが魅力的な製品を販売していますが、自分に合ったシューズの選び方がわからないという方もいるのではないでしょうか?
シューズを選ぶ時の第一歩目は自分の足を知るところから始まります。
今回は【足を知る】というポイントに注目して、足を知るとはどういうことなのか、足を知るためにはどこを注意すればいいのか、などを解説をしていきます。
これからランニングを始める人はもちろん、既にランニングを習慣化できている人にも参考になる内容となっていますので、是非さいごまでお付き合いください。
なぜ足を知る必要があるのか?
いきなり本題になってしまいますが、ここまで読んでくださった方の中には疑問に思っている人もいるかと思います。
そもそもなぜ足を知る必要があるのでしょうか。
簡単に説明すると、足を知らずにシューズ選んだ場合、サイズは合っていたとしても、シューズを使っていくうちに足のどこかしらを痛めてしまう可能性があります。
せっかく新しいシューズを買ったのに、それが原因で足を痛めるなんて、考えただけで嫌になってしまいます。
痛めてしまう前に予防するには、足の構造・形を知る必要があります。
次からは足の構造を説明しつつ、足を痛めるとはどういうことなのか、解説をしていきます。
足の構造を知ろう
では、まずは足の構造をざっくりと4カ所に分けていきます。
足の構造を知るうえで代表的なものとして【つま先・甲・かかと・アーチ】の4ヶ所に分けました。
この4ヶ所については、皆さんがシューズの試し履きをする時に、特に足とシューズとのフィット感を大事にしてほしい4ヶ所になります。
この足とシューズのフィット感ですが、感覚のようなものになってしまいますが、シューズを選ぶうえでとても大切な感覚になります。
フィット感の大切さについては、後ほど説明をしていきます。
まずは、4ヶ所それぞれのシューズとの相性が悪かった場合どうなるのか、シューズを選ぶ時のポイントを詳しく説明をしていきます。
シューズを選ぶ時に大事にしてほしい箇所 その1 「甲」
足と甲がうまくフィットしておらず、隙間があった場合、マメができる場合があります。
隙間があるのとは逆で、締め付けがきつかった場合、血行が悪くなり、疲れやすくなってしまいます。この締め付けが強い状態を改善させずにいると、走ること自体が嫌になってしまいかねません。
極端に合わないとき以外は、シューレースで調節をしてみましょう。
試し履きする時のポイントは、シューレースをしっかりと締めたうえで、圧迫感がないか、確認をしましょう。
シューズがフィットしていなかった場合
・マメができてしまう
・締め付けが強いと血行が悪くなり、疲れやすくなる
試し履きのポイント
・シューレースをしっかり締めたうえで、圧迫感がないかみてみましょう
シューズを選ぶ時に大事にしてほしい箇所 その2「つま先」
つま先部分には1cm程度の余裕が必要です。
つま先の余裕が1cm未満で0.5cmやそれ以下だった場合、つま先とシューズが接触してしまい、足の指の故障や爪に内出血を起こしてしまう、などの障害が発生してしまいます。
試し履きをする時は、シューズ内で足の指を動かして、自由に動くか確かめてください。
つま先とシューズとの間に余裕が無い場合
・シューズとつま先の接触により、足の指を痛めてしまう
・爪の中で内出血を起こしてまう
試し履きのポイント
・シューズとつま先の間に1cm程度の余裕が必要
・シューズ内で足の指を動かして、自由に動くか確かめる
シューズを選ぶ時に大事にしてほしい箇所 その3「アーチ」
皆さんはアーチの役割をご存知でしょうか?
アーチには3つの役割があります。
~アーチの3つの役割~
【1、衝撃の吸収 2、血管と神経の保護 3、歩行時の推進力】
アーチがあることで、衝撃吸収と力の伝達ができ、体重を分散することで足への負担を減らしています。
足にとって大事な役割を担っているアーチ部分がズレていると、衝撃吸収や体重の分散がうまくできずに、疲労の蓄積を招く原因になります。
偏平足の人は特にアーチクッションの位置に注意して、シューズを選びましょう。
アーチの3つの役割
1、衝撃の吸収 2、血管と神経の保護 3、歩行時の推進力
アーチ部分がフィットしていない場合
衝撃吸収や体重の分散ができず、疲労の蓄積を招く原因となってしまう
試し履きのポイント
シューレースを締め、足のアーチ部とシューズクッションが合っているか確認しましょう
シューズを選ぶ時に大事にしてほしい箇所 その4「かかと」
かかと部分がしっかりフィットしていないと立っている時や歩行時、ランニング時の着地が不安定になり、危険です。
かかとを加え込むようにフィットするのがベストです。
試し履きの時は、かかとをしっかりと合わせて、不安定にならないか、かかとがシューズから逃げ出さないか、しっかりと確認しましょう。
シューズとかかとがフィットしていない場合
立っている時、歩行時、ランニング時など着地が不安定になり、危険。
試し履きのポイント
かかと部分をしっかりと合わせてみて、不安定にならないか、かかと部分がシューズから逃げ出さないか、しっかりと確認しましょう。
シューズ選びの時に知っておきたい足の構造 5カ所目「横幅」
足の構造を知るうえで、シューズを選ぶ時に大事になってくる箇所には、うえにあげた4ヶ所ともう1つ、5ヶ所目があります。
5ヶ所目となるのは足の横幅です。
横幅には多少の余裕が必要です。
足がシューズの中で動いてしまう程の余裕があってしまうと、シューズの中で足が固定されず、怪我に繋がってしまいます。
その逆で、締め付けが強すぎた場合でも、疲労が蓄積されて、足を痛めることに繋がってしまいます。
シューズを選ぶ基準としては、試し履きの時に締め付けが強すぎず、多少の余裕があることを確認しましょう。
また、シューズに「2E」や「3Eワイド」の表示があれば、シューズの横幅の広さを示していますので、それを参考に選ぶこともできます。
ちなみに、筆者の場合は足が外反母趾なこともあって、シューズは必ず3Eワイドの表示があるものを買うようにしています。
メーカーによって、同じワイドでも横幅の広さの基準が違いますので、1つに絞るのではなく、様々なメーカーのシューズを試し履きして、横幅の広さの違いを確かめてみるのもおすすめします。
シューズと足の横幅が合っていない場合
締め付けが強すぎても、余裕がありすぎても足の怪我の原因になる
試し履きのポイント
多少の余裕がある程度が理想
メーカーによってシューズの横幅に違いがあるので、様々なメーカーのシューズを試し履きをしてみましょう
シューズと足のフィット感の大切さ
これからランニングを始める人、既にランニングを始めている人にとっても新しいシューズは共にランニングをやっていく相棒のような存在です。
長く付き合う相棒だからこそ、フィット感は大切です。
細かいところまでチェックをして、足とのフィット感を大切にしたほうが長くランニングを続けることができます。
合わないシューズを履き続けてしまうと、うえで説明したように、血行障害による足の疲れや、運動機能の低下、怪我へと繋がってしまいます。
シューズによる障害が原因で、ランニングを続けられない、ということにならないために、フィット感は大切にしましょう。
さいごに
シューズを選ぶ時は、足を知ることから、ということで説明をさせていただきました。
今まで、自分の足の形をよく知らずに、シューズを購入していた人も、足を知ることの重要性の理解をしていただけたと思います。
筆者自身、外反母趾なこともあって、シューズ選びには、横幅やアーチが合っているか、つま先は大丈夫か、など細かくチェックをして、慎重に行います。
各メーカーで微妙にシューズの作りが違いますので、試し履きをする時は、様々なメーカーのシューズを履いてみて、自分に合ったシューズを見つけてみてください。
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